2022年(令和4年)法改正対応 賃金と年金の最適化シミュレーションについて

あすか社会保険労務士法人では、水戸・ひたちなかを中心に給与計算や助成金申請、就業規則の作成、労働トラブル対応など、茨城の中小企業の皆様をサポートすることが可能です。ご興味のある方はぜひあすか社会保険労務士法人にお問い合わせ・ご相談ください。

支給が停止されていた年金額を受給できる場合がある

前回のコラムにて、2022年(令和4年)の法改正(参考)により、年金の支給停止額が変更になり、賃金額の見直し(シミュレーション)をすることにより、これまで支給が停止されていた年金額を受給できる場合がある旨ご案内していました。今回はその具体例について触れていきます。

賃金月額を3万円減額して総収入が5千円増えたケース

ケース【1】

元の給与額が26万円、年金支給額が4.5万円(年金停止額が3.5万円)の合計30.5万円支給のケースで、賃金最適化シミュレーションを行うことにより、給与額を23万円に設定。その結果、年金が全額支給となり、給与月額が3万円減額になっても、総収入額は5千円増えています。

賃金月額を4万円減額して総収入が1.5万円増えたケース

ケース【2】

元の給与額が30万円、年金支給額が2.5万円(年金停止額が5.5万円)の合計32.5万円支給のケースで、賃金最適化シミュレーションを行うことにより、給与額を26万円に設定。その結果、年金が全額支給となり、給与月額が4万円減額になっても、総収入額は1.5万円増えています。

法改正を踏まえた賃金最適化シミュレーションのポイント

定年延長を行うタイミングや定年後再雇用制度にこの仕組みを導入すると、従業員の納得度が高まります。
しかし、導入するタイミングを誤った場合や、従業員への説明が不十分な場合、労働トラブルに発展する場合もあります。あすか社会保険労務士法人ではそれぞれの従業員に合わせたシミュレーションも行っています。あすか社会保険労務士法人の労務顧問サポートメニューはこちらをご覧ください。

法改正を踏まえた賃金最適化シミュレーション3つのメリット

今回のケースで共通しているのは
1.年金を全額受給しており、支給停止額がない
2.給与額が減ったことにより、会社の人件費が節減できる
また、従業員本人・会社が負担する社会保険料が減額となる
3.従業員の総収入は増額となる
これらの点が挙げられます。

労務管理を「プロ」の社会保険労務士の視点からサポート

あすか社会保険労務士法人では、水戸・ひたちなかを中心に茨城の中小企業の皆様をサポートしております。
給与計算や助成金申請、就業規則の作成、労働トラブル対応などの他に、人材の採用・定着に関する相談や助成金、就業規則に関する相談も初回無料で行っております。詳しくはあすか社会保険労務士法人サービス一覧をご覧ください。お客様のお悩みや困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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